同社は、大手民間企業、公共機関(地方自治体、大学、病院など)、通信事業者などに向けて、情報通信ネットワーク基盤やデータセンターにおけるクラウド基盤、そしてサイバーセキュリティシステムを提供する企業である。具体的には、各基盤の設計、機器・ソフトウェアの仕入れ、構築、保守、運用などの業務を一括して請負っている。通信ネットワーク構築専業企業として1988年に設立され、ネットワーク技術の高さに特徴があり、海外大手メーカーの製品を活用したシステム設計・構築に強みを有する。なかでも、通信機器の世界的大手企業であるCisco Systems, Inc.(米国、NASDAQ:CSCO、日本法人はシスコシステムズ合同会社)製品の取扱に関しては、長年にわたって国内屈指の実績を誇る。また、クラウド基盤を構成するソフトウェアを提供するVMware, Inc.
(米国、NYSE: VMW、日本法人はヴイエムウェア株式会社)や次世代型ファイアーウォールをはじめとするサイバーセキュリティ対策を提供するPalo Alto Networks, Inc.(米国、NYSE: PANW、日本法人はパロアルトネットワークス株式会社)など、世界的なIT企業製品の取り扱いでも国内トップクラスの実績がある。主な競合企業は、システムインテグレーターや大手機器メーカーである。2019年3月期より、同社はグループの活動全てを「統合サービス事業」として定義付けた。同社の事業領域である情報通信基盤では、ハイブリッドクラウド、セキュリティ、IoT等の高付加価値化に伴い、技術の高度化・複雑化が進んでいる。そこで、顧客のICT基盤の計画、導入、運用、最適化の全てのフェーズにおいてプロアクティブに支援を行う。特に、運用を起点としてシステムの最適化に向けたコンサルティング、提案に注力し、顧客とのさらなる関係性強化を目指していく。